協議会からのご連絡
大田市場活用型有機農産物新流通プロジェクト協議会メンバーの皆様および関係各所の皆様
現在進めております内容について次の3点を、メールにてご報告させていただきます。
1. 大田市場に集まった有機農産物の販売企画について
現在、鹿児島、宮崎、京都、関東近県、北海道の生産者や現地の協力メンバーと連携し、従来よりも効率的な物流で大田市場まで有機農産物を運ぶ準備を行っています。
まずは宅急便による小口の配送を市場便や混載便を利用することで物流コストがどの程度抑えられるか、また、ある程度ロットを纏めることで更なるコストダウンが図れるかを試算し、実際に11月後半に少量でテストを行い、12月8日の有機農業の日にはなるべく多くの店舗での販売を可能にするべく調整しております。
また、今回の実証実験においては販売サポートを目的として、一部の店舗に対してマネキンさんの派遣を予定しております。
この販売企画は現在すでに生産されている有機農産物の物流を改善するテストの意味合いが多いですが、次の段階では作付け依頼を行うことで、計画的に有機農産物を販売する試みを推進して参ります。物流改善によって従来より販売しやすい状況を創出することで、有機農産物の普及拡大を目指します。
2. 有機農産物の専用包材開発について(包材の材質・色・デザインなどの検討)
本協議会のテーマの一つとして、有機農産物の専用包材の開発がございます。
包材の材質を検討し、色やデザインを統一することで、今まで以上に消費者に分かりやすい状況を作ることが目的です。売場に並んだ時に、どこにどのくらい有機農産物やその関連商材が並んでいるかを可視化することで、取り組みの進捗にドライブをかけることができるかもしれません。
また、海外向けに「ジャパンオーガニック」を広くアピールすることに繋げることも視野に入れています。
今回はエフピコチューパ様からのご提案内容を添付させていただきますのでご確認いただければ幸いです。
このご報告に先立ちまして、食農連携機構の木村常務理事と広告代理店のデザイン担当者を交えて、デザインについての意見交換をさせていただきました。そこで、デザインや色を決める前提として、「何を伝えたいか」「誰に食べてもらいたいか」などのコンセプトを明確にして、それを表現する内容にしたほうが良いのではというご意見をいただきました。
こちらについては、メンバーの皆様に更なるご意見をいただきながら慎重に進めるべきと考えておりますので、改めてアンケートやリモート会議などで協議させていただきたく存じます。ただ、来年2月のスーパーマーケットトレードショーにおいて、こうした専用包材を使用した売り場のイメージや方向性についてはお披露目できればと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
3. 有機農産物を使用したミールキットの開発
有機農産物を購入・消費するキッカケを作る目的で、ミールキットの開発についても専門家と協議しております。詳細は添付資料をご確認いただければ幸いですが、素材をすべて使い切ることなど、健康だけでなく環境などにも配慮した商品を作るべきと考えております。
こちらはまだ、タタキの段階ですが、試作品が完成した際には、そちらのご意見も頂ければ幸いです。
以上3点のご報告となりますが、まずは12月8日の取り組みにつきましては、小売店各社様に弊社担当より別途ご案内を差し上げますので何卒よろしくお願いいたします。
この取り組みが実験に留まることなく、有機農産物の普及・拡大に繋げることができますよう準備いたしますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。
大田市場活用型有機農産物新流通プロジェクト
会長 本多 諭(株式会社大治代表取締役社長)
事務局長 山口大樹